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天井内や壁の中に配線をする際、どうしても手が届かない場所が出てきます。そんなときは思い切って天井点検口を設置しましょう。天井に穴を開けることにかなり躊躇するかと思いますけど、意外と簡単にできますし完成すると結構目立たなくなるものなんです。

天井点検口とは?

天井内にある配管や配線を保守・点検するために取り付ける天井のフタのような物です。一般住宅の場合はあまり付いていないようですが、ユニットバスの天井にはほぼ全てに設置されています。

各部屋にテレビコンセントがあるならば、例外なく屋根裏か天井裏、あるいは階段下収納など普段は目に付かない場所にテレビアンテナ用ブースターが設置されています。で、屋根裏や天井裏に設置する場合、メンテナンス性が良いように天井点検口があるところに設置します。

ユニットバスには天井点検口が最初から設置されているので、必然的に浴室天井裏にアンテナブースターを設置するケースが多い、ということになります。

天井点検口の外観
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天井点検口の外観です。

こうして拡大して見ると目立つんですが、実際はほとんど目に付きません。自分の感覚では「あそこにあるな」ぐらいで全くジャマにならず、部屋が汚く見えることもありません。公共の建物の天井には必ずと言っていいほど設置されていますが全然気になりません。

天井点検口はホームセンターなどで売っています。写真の物は450x450mmの大きさで値段は2000円前後です。他に600x600mm、300x300mmのサイズの物や気密性に優れた物、カギを掛けられるタイプなどもあります。

使い勝手の良さでは体がちょうど入る450サイズがオススメです。開けた時のフタは取り外すことができます。

天井点検口の中の様子
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点検口の中です。

この天井の上にはキッチンがあるので、水道管(黒いパイプ)、ガス管(白いフレキシブル管)、排水管(グレーの太いパイプ)が見えます。また、外壁に入っている断熱材も見えます。

天井点検口のパッケージ
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では、実際に点検口を取り付けてみましょう。

売っている点検口には取り付け方法などが印刷されていますので大まかな作業の流れ(開口寸法なども)がわかるようになっています。

天井点検口の設置場所を決める
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点検口を開ける場所の選定をします。

今回は1階の天井に付けるのですが、クローゼット内の天井にしました。
450角の点検口の場合、開口寸法は455x455mm(メーカーによっては多少違いがあるかもしれません)ですのでその大きさに赤鉛筆でケガキます。

ダンボールなどを開口寸法の大きさに切り、天井に当てて周りをケガくと曲がらないできちんとできます。

天井開口直後
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廻し引きノコギリなどを使って開口します。

開口するときの注意点は、

  • 頭上から切断カスが落ちてきます。帽子やマスク、保護メガネなど着用して作業しましょう。
  • 天井の裏側に電線やケーブル、ガス管、水道管などがあるかもしれません。それらをいっしょに切断するととんでもないことになりますので細心の注意を払いながら切断します。
  • 天井の裏側に補強のための角材がある場合はそれもいっしょに切断します。

この場所には角材などは入っていなかったので切断しやすかったです。またベニヤ板を切断するときの手ごたえはわかるかと思いますが、ちょっとでも違う手ごたえを感じたら何かあるので注意しながら切断します。

コツとしては内部を傷つける可能性を低くするためなるべくノコギリの刃先で切るようにします。焦らず、じっくりと!

点検口の外枠取り付け
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無事に開口できたら点検口の外枠を取り付けます。

フタのヒンジ位置をどこにするか決めて穴にハメ込み、付属の金具を枠の内側にはめてネジで固定します。あまり強く締めるとベニヤが割れるのでほどほどに。

点検口のフタに切り取ったベニヤを入れる
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点検口内枠に切り取ったベニヤをはめます。

サイズは438x438mmなので少し切り落とし、付属のバネ金具で固定します。その際、木目方向に注意してベニヤを固定するとフタを取り付けた時にキレイに見えます。

点検口設置状態
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フタを取り付けます。ヒンジ部分にぐっとはめ込めばOK。

これで完成です。作業時間は1時間程度でした。

天井点検口が設置されているととても便利に使うことができます。本来の目的は点検口というだけあって天井裏にある設備を点検するためのものなのですが、ケーブル隠蔽配線に大いに使うことができます。まっさらな天井に穴を開けることはかなり勇気が必要ですが、慣れればなんてことないです。(^^) ぜひチャレンジしてみてください。

ネットでも購入できます。